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グラベルバイク用携帯ポンプの選び方|HV/HPの違いとおすすめ比較
グラベルバイク用携帯ポンプの選び方を徹底ガイド。タイヤタイプ別の携帯ポンプの考え方、ロードバイクとは違う、グラベルバイク用の携帯ポンプの選び方のチェックポイントを解説します。
更新日: 2025.10.30公開日: 2022.10.17
目次
タイヤタイプごとの携帯ポンプの選び方
チューブドタイヤの場合
グラベルロードバイクをチューブドタイヤで運用している場合は、通常のロードバイクと同じ携帯ポンプで問題なく対応が出来ます。
ただし、38Cや40Cなどの太いグラベルタイヤを装着している場合、25Cや28Cのロードタイヤと比較してエアボリュームがかなり多いので、ロード用の携帯ポンプだとかなりの回数ポンピングする必要が出てきてしまいます。
太めのグラベルタイヤを装着している場合は、MTB向けの携帯ポンプがおすすめ。MTBはタイヤが太い前提のため、携帯ポンプも1プッシュでたくさんの空気を送出出来るように設計されていますため、少ない回数でグラベルタイヤに空気を送ることが出来ます。
また、荷物は嵩んでしまいますが、フロアポンプを小さくしたような本格的な携帯ポンプを選んだ方がポンピングがスムーズで、楽に大容量の空気を入れることが出来ます。
中でも、LEZYNEのMICRO FLOOR DRIVE HVのように、ポンプを固定できる足があって、プッシュするハンドルがT字になっているモデルがおすすめです。
チューブレス、チューブレス・レディタイヤの場合
チューブレス、チューブレス・レディタイヤの場合、チューブドと比較すると低圧運用が多く、プッシュ回数は少なめに思えるかもしれませんが、太いグラベルタイヤはロードタイヤより空気量が多いため、ロード用ポンプだとかなりのポンピング回数が必要です。
チューブドの時同様に、MTB向けの携帯ポンプなど大容量タイプを持っておくと安心です。
また、使っているチューブレスタイヤ、チューブレスリム次第ではありますが、出先でパンクをしてリムからビードが落ちてしまった場合、携帯ポンプではビードを上げるのが困難なことがあります。
ビードが落ちてしまった時のためにCO2ボンベも携帯したほうが安心です。
グラベルロードバイク用の携帯ポンプのチェックポイント
グラベルロードバイクでは「携帯性よりも入れやすさ」を重視しよう
一度でも自分でグラベルタイヤに空気を入れたことがある方は感じるところですが、グラベルロードバイクの太いタイヤは、ロードバイクよりも空気を入れるのが大変です。
ロードバイクなら「そろそろ規定空気圧かな?」というプッシュ回数でも、グラベルタイヤでは半分くらいしか空気が入っていないことがよくあります。
グラベルバイクでは林道などアドベンチャーライドをすることが多く、近くに自転車屋さんがないこともしばしば。
そうしたケースに備えて、ロードバイクのように「軽くて小さくて持ち運びやすい携帯ポンプ」を選ぶよりも、いざという時に確実に、しっかりと空気を入れることが出来る「入れやすさ」を重視して携帯ポンプを選ぶと良いでしょう。
グラベルタイヤ的に「入れやすい」携帯ポンプ
グラベルロードバイクで「入れやすい」携帯ポンプとは、
- 1プッシュでたくさん送出できる
- 不安定な場所でもプッシュしやすい
- プッシュが軽い
携帯ポンプです。
携帯ポンプでは、製品名に「HV:ハイボリューム」「HP:ハイプレッシャー」とつくものがありますが、グラベルロードバイクでは、「HV:ハイボリューム」でポンプに足がついたモデルが最適です。
また、ポンプのシリンダーの長さが長い方が、1プッシュでたくさん送出でき、細い方が持ちやすいので、「細くて長く、HVに対応した携帯ポンプ」がグラベルロードバイクでベストでしょう。
その意味では、先程紹介したLEZYNE MICRO FLOOR DRIVE HVはサイズこと大きいですが、価格も高すぎずグラベルロードバイクにベストな携帯ポンプと言えます。
なるべく小さく、軽くという場合は、同じくLEZYNEのPocket Drive HVが軽量でハイボリュームの空気を送出出来ます。
ロードバイクもグラベルロードバイクも両方乗るという方は、日本メーカー・Panaracerの携帯ポンプ・BMP-N21AGFがおすすめ。
BMP-N21AGFは台座、ゲージがついていて、かつ「容量優先」か「圧力優先」のモードの切り替えが出来ます。全長335mm・重量200gとLEZYNE MICRO FLOOR DRIVE HVと同じくやや大きいのがデメリットでしょうか。
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